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2007年9月信州例会の報告(その2)

  第2日目(北信の博物館)

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最初に長野県立歴史館、長野県人権啓発センターへ。

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長野県立歴史館は大きな復元模型と資料展示の組合せで展示されています。
こちらが「鎌倉時代の善光寺門前」の資料展示で、

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その正面には再現ジオラマが展開されています。

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新しい展示品には「展示替」の表示がありました。
何度も来館していただく方に注目してもらうためにも置いてあるとのことでした。

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常設展示の最後にある展示パネルでは昨日訪問した「松代大本営跡」が紹介されていました。

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長野県人権啓発センターは、歴史館と同じ建物内にあります。

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新聞記事や運動団体紙、差別戒名が刻まれた墓石などの同和問題の歴史的資料が展示されています。

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性差別に抗した大正時代の女性も小さいながら紹介されています。

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今日における様々な人権問題も取りあげられています。
このなかには以前の例会で話題になった(国立ハンセン病資料館見学)ハンセン病回復者に対するものも含まれています。

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次に茶臼山自然史館(長野市立博物館分館)
同館は2007年11月で閉館し、戸隠に設置される新博物館へ移行することになっています。

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後背地となる茶臼山の自然についての展示が充実しています。

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ファザードにも描かれたクビナガリュウの標本。

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来館者も多く、家族で熱心に化石を見ていました。

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同館の歴史を振り返る企画展「茶臼山自然史館22年間の歩みと収集資料」が開催されていました。

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長い年表と活動別の紹介パネルには、長期間に渡る活動の蓄積を見ることができます。

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気がついたら天井にも展示が。第1回企画展が「茶臼山の地すべり」という地域密着のテーマだったことに感心しました。

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そして、最後の目的地である野尻湖ナウマンゾウ博物館

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展示室に入ると復元されたナウマンゾウがお出迎え。

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多数の臼歯化石の展示は圧巻です。

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その化石を掘り出した発掘現場の再現模型。
野尻湖底の発掘は40余年にわたる市民参加で知られています。

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展示にも市民参加による発掘の歴史、活動の広がりが展示されています。

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発掘作業の一日や作業分担の方法が紹介されたパネルもあります。

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市民が活動している様子を映したビデオを見る参加者。
なぜ多数の市民を受け入れることができるのか、その方法に関心がある会員が食い入るように見ています。

<参加できなかった方のために>

~この例会の趣旨について~

http://museum.cocolog-nifty.com/hakumonken/2007/09/post_8cfc.html

~見学するには~

ご参加いただけなかった方もぜひお出かけください。

長野県立歴史館
http://www.npmh.net/index.html

長野県人権啓発センター
http://www.pref.nagano.jp/kikaku/danjo/center/center.htm

長野市立博物館分館 茶臼山自然史館
http://www.city.nagano.nagano.jp/museum/sizensi/index.html

野尻湖ナウマンゾウ博物館
http://www.avis.ne.jp/~nojiriko/

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博物館の活動や史跡の研究は、やはり地道な蓄積があってこそ。
そうでなければ、この葡萄のような豊かな実りは得られないでしょう(写真は松代にて)。

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2007年9月信州例会の報告(その1)

2007年9月信州例会は、11名(うち初日のみ参加2名)の参加のもと開催されました。

第1日目(松代大本営・「れきみちの家」~象山地下壕)


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「れきみちの家」は象山地下壕から歩いて数分の場所にあります。

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長野俊英高校郷土研究班の副顧問である勝田先生と3名の部員の方々に対応していただきました。
先生の左手には郷土研究班の活動年表、上部には活動の写真が展示されています。

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「れきみちの家」では勝田先生から、松代大本営やその研究活動の概要について説明いただきました。
勝田先生はなんと郷土研究班のOB。

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これまでの活動のなかで集められた「もの」資料。
住民の方から譲っていただいたものが多くあります。

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展示室の中央には先輩部員が製作した「平和祈念館模型」ですが、残念ながら実現には到っていません。
「れきみちの家」は、活動開始当時からの顧問である土屋教頭が私財を投じて建設された博物館です。

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地下壕工事に従事した「朝鮮人」の方々がいかに多かったかと実感するために作成された『7千人の朝鮮人のイラスト』。
大本営建設のために強制立ち退きさせられた西条地区の住宅地図を再現する調査や、強制立ち退きの模擬体験など、班の活動は多岐にわたっています。

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22年にわたる蓄積が記されている30冊の冊子。
聞き取り証言が120余名分も収められています。

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資料展示室は必ずしも広くはありませんが、住民の方々の理解を得ながら進めている郷土研究班の着実な歩みと活動の蓄積の厚みを実感しました。

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れきみちの家から少し歩いて、象山地下壕の入り口へ。地下壕自体は長野市観光課が管理しています。

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地下壕内では、数カ所で部員の方々から説明を受けました。
手書きの図や写真などを使って、わかりやすく説明してくれます。

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班活動で得た証言をもとに、建設中の悲惨な事故についても語ってくれました。

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掘った後の土砂(ズリ)は東京の道路工事等に利用されたとの説明。
解説台本は、班内で代々引き継がれているものを微修正しながら使っているとのこと。

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壕内は一部のみが公開されています。

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未公開部分に書かれた文字や絵の写真のパネル。
パネル自体は市が設置したものですが、資料で補足してわかりやすく説明してくれました。

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トロッコの枕木跡の前での説明。
枕木部分が凹んでいる状態の解釈について、研究が進むにつれて変わってきたことを織り交ぜながら解説してくれました。
部員のみなさんの説明は大変素晴らしく、たまたま居合わせた他の訪問者も熱心に聞き入っていました。

なお、帰りがけに「もうひとつの歴史館・松代」にも立ち寄りました。


<参加できなかった方のために>

~この例会の趣旨について~

http://museum.cocolog-nifty.com/hakumonken/2007/09/post_8cfc.html

~見学するには~

ご参加いただけなかった方もぜひお出かけください。

れきみちの家
http://homepage3.nifty.com/matsushiro_rekimichi/index.html

長野俊英高等学校(ホーム>学校生活>部活紹介>郷土研究部)
http://shinonoi-gakuen.ac.jp/nagano-shun_ei/index.htm

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松代は古くからの街並みがのこり、「エコール・ド・まつしろ」という文化財を生かした街づくりも行われています。
館名の「れきみち」とは、文化財を結ぶ道路で館の前を通っている「歴史的道すじ」の略称です。

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2007年9月宿泊例会のご案内

テーマ「松代大本営と北信の博物館見学」

■ 日 時/2007年9月22日(土)~23日(日)
■ 会 場/長野県長野市周辺(松代大本営・長野県立歴史館他)
■ 集 合/9月22日 11:00に長野駅改札前
   (長野新幹線 東京8:40発あさま509号、9:04発あさま565号で集合できます。)
■ 参加費/宿泊費(1泊2食付き10,000円程度)及び入館料、現地交通費等
■ 趣  旨/
 今年の宿泊例会は松代大本営と長野県北部の博物館を中心とした見学例会を開催します。
 初日は、長野市東部の松代に所在する象山地下壕跡と松代大本営に関する活動を行っている博物館を見学します。同地域では、高校生の学習活動をきっかけとして、戦時中に移転計画、造営がされた松代大本営の保存・活用の市民運動が起きました。資料館建設を願う動きとともに、この大本営を国指定史跡とする動きにもなっています。
 このたび、その第一歩として、長野俊英高等学校郷土研究班の研究成果などを展示する資料室「信州松代れきみちの家」が開館しました。今回は同校の皆様に案内をお願いするとともに、これまでの経緯や同館について簡単な報告をいただくことになっております。
 また、慰安所とされた建物の保存運動もあり、その資料を展示した「もうひとつの歴史館・松代」も見学します。近代化遺産が世界遺産登録運動に伴ってクローズアップされるなか、これらの戦争遺跡がどのように扱われているかを学習するよい機会と思われます。
 松代では文化財を利用したまち作り「エコール・ド・まつしろ」が進められていますが、城下町を視点とするもので、大本営はその核とはなっていません。大本営が地域にどのような影響を与えているか感じていただければと思います。
 2日目は松代近郊に所在する様々なテーマを持った博物館3館を訪問します。まず、長野県立歴史館・長野県人権啓発センターを見学します。同歴史館は、平成6年に開館した県立レベルでは新しい博物館です。また、今年11月をもって22年間の歴史に幕を下ろす茶臼山自然史館(長野市立博物館分館)、市民参加の発掘で著名な野尻湖ナウマンゾウ博物館も見学します。
  なお、2日間の日程ですが、1日のみの参加も歓迎しますので、関心のある方は奮ってご参加ください。
(やむを得ず内容を変更する場合がありますのでご承知おきください。)

■申込方法/
 2007年9月10日(月)までに事務局あてお申込みください。参加を希望される方は、e-mailで、「例会参加希望」「お名前」「所属(勤務先・所属校など)」「連絡先(メールアドレス・ファックス・電話番号・住所など)「会員・非会員の別」を明記のうえ事務局あて(アドレスはinformation「博物館問題研究会とは」にあります)ご連絡ください。
 なお、宿泊及び移動手段の手配は担当委員が行いますので、詳細はおってご連絡いたします。

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