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2008年5月例会のご案内

『非常勤学芸員の現状と課題』

■日  時/2008年5月31日(土)14:30〜16:30

■会  場/文京区男女平等センター 研修室D 
 (東京都文京区本郷4-8-3 03-3814-6159)

■報告者/野尻かおるさん(荒川ふるさと文化館副館長)

■内 容/
 学芸員を十分に配置しない、あるいは常勤職を置かず、その代わりに非常勤職や契約常勤として採用する博物館美術館は数多く存在しており、今や「常識」になっているほどです。それは勤務形態の多様性に基づく本人の選択ではなく、予算削減や指定管理者制度の導入といった採用側の都合により非常勤職として採用され、能力や資質、仕事内容は常勤職と同じでありながら、待遇面では格差があるという厳しい状況のもと、館の存在意義に関わる専門性の高い仕事を務めているという非常勤学芸員の問題が、昨年11月例会でも提起されました。これは、博物館美術館だけにとどまらず、他の教育文化施設、ひいては社会全体に関わる大きな問題です。
 荒川ふるさと文化館の野尻かおるさんは、1985年に非常勤職員(文化財調査員)として採用され、現在は荒川区が昨年度新設した非常勤職員の昇任制度によって総括学芸員(副館長)となり、博物館の運営・企画のほか、文化財保護関係業務を指導・統括する立場として活躍されています。また、刑場「小塚原」を企画展で取り上げるなど、公立の地域博物館のあり方に一石を投じるような活動を精力的になさっています。今回の例会では野尻さんから、非常勤学芸員のおかれた現状や問題点、今後の課題等を忌憚なく語っていただき、参加者との意見交換を行いたいと思います。みなさまのご参加をお待ちしています。

■申込方法/
 2008年5月24日(土)までに事務局あてお申込みください。参加を希望される方は、e-mailで、「例会参加希望」「お名前」「所属(勤務先・所属校など)」「連絡先(メールアドレス・ファックス・電話番号・住所など)」「会員・非会員の別」を明記のうえ事務局あて(アドレスはinformation「博物館問題研究会とは」にあります)ご連絡ください。

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2008年4月例会の報告

2008年4月例会は、13名の参加のもと開催されました。

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東京大空襲・戦災資料センターの山辺昌彦さんから、展示の解説をしていただきました。
3階の資料・展示保管室には、同センターが収集してきた資料がところ狭しと並んでいます。

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わずかな例外を除いて基本的に「手作り」で展示を作っているとのこと。
実物資料、文献、写真や証言など多様な手法によって、東京大空襲の実態を明らかにしています。

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入口にある集束焼夷弾の原寸模型と実物。

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子どもを亡くした被災者から寄贈された遺品と証言。今でも忘れることができない記憶に触れることで、遺された資料のかけがえなさに思いいたります。

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戦災被害にあった土地がわかる地図。虫眼鏡で覗かないと見づらい細かさですが、被害が甚大だったところや、周囲と対照的に被害に遭わなかった場所がわかります。

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センター設立の端緒となった「東京空襲を記録する会」が刊行した「東京大空襲・戦災誌」。手書きの原稿(コピー)も展示されており、その分厚さと併せて、証言により次代へ体験を伝えていこうとする被災者の思いを感じます。

Tsc05
「戦争と子どもたち」の部屋は、当時の子どもたちの日常を通して、空襲に遭うことになった背景を明らかにしています。

Tsc08_2
2階は会議室ですが、壁一面に空襲関連の地図や空襲画(被災者により描かれた作品)など が展示されており、3階の展示を補完しています。

Tsc09
アジア太平洋地域やヨーロッパにおける空襲の実態を明らかにする地図。「東京大空襲」だけでなく、「空襲」という軸から活動の領域を拡げているとのことです。

Tsc10
見学後、同センターの設立経緯や運営体制、活動に対する基本的な考え方をご説明いただき、意見交換を行いました。

<参加できなかった方のために>

~この例会の趣旨について~

http://museum.cocolog-nifty.com/hakumonken/2008/03/2008_0431.html

~見学するには~

ご参加いただけなかった方もぜひお出かけください。

東京大空襲・戦災資料センター
http://www.tokyo-sensai.net/

Tsc11
見学後、江東馬頭観音、小名木川脇の五百羅漢道標と猿江恩賜公園内の仮埋葬地推定地付近など戦災関係の史跡を歩きました。

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