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2009年2月例会のご案内

戦争博物館「遊就館」の存在基盤を考える -「靖国」フィールドワーク-

■日  時/2009年2月22日(日) 13時30分~16時30分
■見学施設/靖国神社、靖国神社宝物館「遊就館」
■集合時間・場所/当日13:30に地下鉄東西線 九段下駅 九段坂方面改札前に集合
         (オプションツアー参加の場合は、午前9時50分に 同上改札に集合して下さい。)

 遊就館は、靖国神社の境内に併設された「軍事・戦争博物館」です。幕末維新期の動乱から「大東亜戦争」に至る戦没者、国事殉難者を祭神とする靖国神社の付属施設として、戦没者や軍事関係の資料を収蔵・展示しています。
 数年前に「靖国問題」とも絡んで話題になりましたが、同館は、創立130年記念事業の一環として、2002年7月にリニューアル開館しています。その後も小規模な展示替えがされていますが、展示は工夫され、映像や情報機器も駆使し、旧態依然の宝物館というよりは、「靖国」の歴史観を体現する、主張する博物館へと生まれ変わりました。数多くの公立博物館において、「日本の近代」に関しての歴史認識が空洞化、骨抜きとなっているのとは異なり、その主張はじつに明白です。
 当日は、まず靖国神社境内のモニュメントや建造物について見学した後、遊就館の展示を見学します。遊就館内ではとくに説明や案内はしません。展示を直視して、その背景となり、とかく議論となる歴史観を読み解きながら、遊就館の存在基盤について考えるとともに、会員自身の歴史認識と向き合う機会とします。是非ご参加ください。

■オプションツアー
 当日午前中にオプションツアーとして昭和館、しょうけい館(「戦傷病者史料館」)を見学します。昭和館は、戦中・戦後の国民生活上の労苦についての歴史的資料・情報を収集、保存、展示し、後世代の人々にそれを知る機会を提供する国立の施設です。しょうけい館は、戦傷病者とその家族等の戦中・戦後の労苦についての証言・歴史的資料・書籍・情報を収集、保存、展示し、後世代の人々にそれを知る機会を提供する国立の施設です。三館は、近代日本の戦争加害事実についてはまったく触れていないことで共通しています。しかし、そのなかで、戦争で負傷したものの死ねず「英霊」となれなかった人生の悲惨を中心に展示表象するしょうけい館と、戦争で死んだ「英霊」を美しいものとして展示表象する遊就館との違いを、私たちはどう受け止めるべきなのでしょうか。戦争の現実や次世代に継承されるべき戦争記憶についてより深く考えるためにも参加ください。

■入 館 料/遊就館800円(拝観料)、昭和館300円、しょうけい館無料

■参考図書/辻子実『靖国の闇にようこそ 靖国神社・遊就館 非公式ガイドブック』社会評論社  2007年
        所功編『新ようこそ靖国神社へ オフィシャルガイドブック』近代出版社 靖国神社監修 2007年

■申込方法/参加希望の方は2月16日(月)までに博問研事務局まで電子メールにて、例会参加希望の旨と、名前、所属(勤務先・所属校など)、連絡先(メールアドレス・ファックス・電話番号・住所など)、会員・非会員の別、オプションツアー参加の有無、を明記の上お申し込みください。

 <博物館問題研究会事務局メールアドレス:hakumonken@yahoo.co.jp>

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